眠い。

厳密に言うと、わたしは人間とセックスするのが下手なんじゃないか。抽象的な映像や抽象的な音楽とセックスする習慣があり、つまり、衣装のデザインに騙されて、着エロやるような人である。


なので、色彩の持つ力と音楽の持つ力って、すごいんだなあと感じた。
シラフで楽しめる感性を、これからも、養っていきたい。沢山沢山、センス(愛情)のトレーニングをしよう。子宮がぶっ壊れかけて頭もパンクするほどに、世界を好きになろう。


マカロンとパステルぽい色を使い、邦楽をかけながらセックスする人と遊んだ。
嗜好品は、日本酒と赤マルなので、ゴツい感じだったけど、色とセックスした気分だった。

プライベートでは、赤い部屋でずっとセックスしていた。お香の香りと大麻の香りが仄かに香り、ミニマルなテクノに、大画面に流れる映画やサイケデリックな映像。フワフワと、泳いだまま、自分が、部屋にいるんだか、Agehaにいるんだか、Wombなのか、りくいどなのか、ヴィジョンなのか、エイジアなのか、イレヴンなのか、分からない。

失うことや壊れることが怖くて作らない人もいれば、自分の痛みは問わずガンガン作ってガンガン壊すような人もいる。


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いつも、黒づくめ、長袖長ズボンの野暮ったい自分。黒だから、彼らに歓迎されるのだろう。他人の色を壊さず、スクリーンのようなわたし。


でも、きっと長くは付き合えまい。
わたしは音ではないので、映像や空間の真の恋人にはなれない。

音、まだ気持ち良くなりきれない。
色彩や造形に対する反応の方が強いけど、音を勉強して、音に子宮が震えるようになりたい。


ねえ、テキストは誰の恋人に?
そして、それよりももっと無形なものは?

それすらも作り続けられない。
人生は長い。ハードルが上がり続ける。