キワモノプッツン女優の真性M山中モナのブログ

2016年05月



私の独断と偏見ですが、自分の作品に合わせて、発表する劇場を変える事です。発表の手法は、その業界の常識的にやる事と、常識から外してゆく事です。だから、各業界の裏ルールを知っている事が鍵です。


たとえば、小劇場でうてばやれば概念好きなお客が来るし、ストリップ劇場でうてばリミッターが外れたお客が来ます。


だから、外すやり方として、ストリップ劇場でうつ時は、文学性が高くストーリー性もあり、エロは小だしにしてみます。逆に、小劇場でうつ時は、グラタンを撒き散らしてみたり、裸の男性をラップ巻きにする、わざとリアル火を焚くなどのやり方があります。


なんでかというと、「脱いで」って言われた時に、バァァァン!と脱ぐと後が辛いし、「かたくやって」と言われた時にくそ真面目にやると、息苦しいからです。


そして、言われた通りにクソ真面目にやってぶっ倒れるのもありです。

私は、半永久的なデジタルタトゥのためにAV女優をやりました。右肩にもタトゥを彫りました。理由が、自分のパートナーによるものだからです。これで、電脳にも私の器にも、痕跡が残ります。美しい時間の痕跡を噛み締めながら、時々、独りで、立体音響のミニマルなテクノを聴きに行く事が出来れば、どんな人生だって苦しくないでしょう。


最近は、フリーランスで活動しながら、ツイッターとSNSとインスタグラムとブログ等を駆使しながら仕事を取っている女子が多いですね。
事務所と揉めて独立せざるを得なかった20代の女性も多いように感じます。


そこで、フリーランスにせよ、お洒落ぽくデザインされた日常を載せている人達が沢山居るのだけれども、ガンガンやっている方でも、30代になったら、やがて消す事になったりします。
たとえばそれを、デジタルタトゥと言うでしょうか?




EMMAで踊りながら、あるDJが、非言語で言っていた言葉は下記かもしれない。そして、プラトンは、まるで人類の未来を予知するかのように、画家を低俗と見なしていた。


スカトロジーのAVのサンプル動画などを視聴して、人類はこれ以上生命のリレーをしていいのかという疑問を感じた。


生まれつき、地球の害虫だった。ともすれば人類の継続に対してアンチ。愛が理由で、生命のリレーに加担したがる人は、魂と肉体のリミナリティが壊れていると見なす。


今、自分が感じている幸福を経験して欲しい、もしくは、自分が不幸なので乗り越えて欲しいというコンセプトがあり、生命のリレーに加担するはずだ。つまり、子供が欲しい人は、自分を愛しており、愛をお裾分けしようとしている慈善事業家である。私達が日々感じている愛は、害虫が生命を継続させるために産み出した快楽物質。


肉体があるせいで、人類の継続にアンチと言いつつも、自分が快適になるための改良を続けようとしている。でも、他の生き物を殺してまで生命を存続させようとするのは、全ての生物に共有されるプログラミングである。いろとりどり様々なカタチの全ての動物がバグなのかもしれないし、だとすれば、地球は食べられるために存在するモノである。


だから、大地から生まれたモノは草食動物の餌になる植物である。動物から排泄された糞尿は自然に分解されてゆく。死体も勿論そうである。だから、死ねば還るだけだから、生きている間に、出来るだけ破壊活動をしない事が大切だ。


だから、生命をリレーをしたくば、地球を破壊するよりも早く、地球を守るための科学技術が発達する事が鍵となるだろう。


反対に、私たちを、人たらしめてくれるのは、自殺遺伝子の存在かもしれない。


だから、そもそも、地球を破壊しちゃってもいいかもしれないという可能性もある。その極端な例として、核が開発されてしまっている。


核があるというニュースが流れる事で、私達は、罪悪感から逃れられ、まだ生き延びていたいと感じられるのかもしれない。でも、核は、持っている人がアスペルガーだと、非常におバカである。




昔と違って、人間の肉体の質感や個々の味が好きになった。Yogaの授業で、身体は身体で、魂の器だと知ったからだ。


ダンスの時は、もののあはれというテーマで、ストリップダンスやヌードショーを心掛けたかったし、そういう作風のバーレスク作家が好きだったから、Yogaを知れて良かった。皆の魂が、ヨガ•スートラを意識すれば、争いはかなり減る。


自分が死ぬほど頑張って積み上げてきて、ショーで出すものは、音楽や歌や照明と違い、儚く、保存する事も出来ない。でも、その瞬間のために、日々の一秒一秒で作ってゆくという事。


そして、プライベートのために作る事よりも、仕事のために作った方が良い。彼らはいくら尽くしても消えていってしまうけれど、仕事は人を裏切らない。



性とか生が露骨に含まれなくても、強いエネルギーがある映像作家を私は二人知っている。


一人は六十歳以上の私の教師であり、一人はもっと若い年齢のアーティストである。


二人とも、片目が見えない。


「生きるためには毒が必要だそうですね。よもや消えてゆきそうです。生まれ変わったら粉雪になって、もう一度貴女に逢いに行きたいです。


或いはマジックアワーから降り注ぐ茜色になり貴女の細胞に染み渡りたいです、なんて。
よもや生きれなくても良いような。」


メリッサは寂しそうな笑みを浮かべ、静かに筆をテーブルの上に置いた。

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〈おわり〉



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