キワモノプッツン女優の真性M山中モナのブログ

カテゴリ: sakura2007




「ヒロ君、突然こんな話してごめん。あたしね、初エッチの男の子の名前は、地球って言う人だったんだよね。
人は、地球の一部。やがて土に還るよね。まだ遠い未来だけど、あたしも、いつか、死ぬから。やがて地球に抱かれる。だから、始まりも終わりも地球なんだ。」

「へえ。」

「ヒロ君は、あたしに何がしたいの?」

「どういう事だよ。」

「いちいち、あたしがキレてもしょうがないんだけど。そういう事じゃないんじゃないかなって。上手く言えないけど、そういう事じゃないんだよね。」

「言いたくないんだけどさ、君の特徴はその肥大化した自意識だよね。肥大化した自意識の中で悶々と葛藤してるの。それで俺に楯突いて、2ちゃんねるで匿名でギャーギャー言ってる奴らみたいな事言ってくるわけ。」

「ごめん。」

言葉を失い、モモコはヒロの前から走り去った。ヒロはモモコを追わなかった。


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わたくしなんぞメジャーの底辺ではありますが、まさかAV女優ブログで、ほんだまさゆきさんにお褒めの言葉を頂いた20歳の頃の詩を写メ付きで披露する事になるとは思いませんでした。
エスキースや写真集は捨ててしまったし写真もないけど、壊れた赤いUSBが奇跡的に動いた。






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一年間お疲れ様でした。良いお年を!

「ばか。」と一言呟き、彼女は言葉を繋げようとしなかった。繋げる事が出来ないようだった。君は泣いていた。
ごめんごめんと謝りながら、ミチコの肩に手をかけようとする。きつく手を振りほどかれた。君は僕を真っ直ぐ見つめる。僕も彼女の顔を真っ直ぐ見つめる。彼女の泣き顔を初めて見た。そして、初めて君の顔をじっくり見た。
涙がいっぱい溜まった目は、綺麗な二重まぶたで、薄っすら赤くなった鼻は、鼻筋が通っていて、君はすごく可愛らしかった。

愛しいというのも、また、適切な表現ではなくて、所有したいというと欲求は起きなかった。遠くから見ると、溶けてしまいそうなほど柔らかそうなのに、近寄ってみると、まるで硬くて、いざ触れるとなると、水のように、僕の手をすり抜けて行ってしまいそうな不安感に襲われて。
限りなく透明で、触れる事は出来ないのに、ぬくもりだけが手に残る。

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See you:)

5
僕はミチコとよく話す。初めて彼女と話したのは、三月の終わりか四月の始めだった気がする。
桜の開花も例年通り、構内の並木道には、自己主張の強い、白に近い薄桃色達のユニットが、やや控えめに、ぽつぽつと顔を出し始めていた。
数日もすれば、華やかに咲き乱れ、すぐに散り散りとなって、僕たちの目の前から姿を消す。
この頃から、僕の中二病、つまりエスケープ生活が始まった。不登校児よりマシだと思う。
教師に怒られた事も、同級生に咎められた事も、一度たりともなかった。
無意識のうちに習得したのか、生まれながらに理解していたのか、僕は、大勢の中で、無色透明になる術を知っていた。
受験期に近づくにつれ自習が増えた。
黒と濃紺で埋め尽くされた教室の中で、静かに息を潜め、僕自身を構成していた原子のようなものたちが、リミナリティを失い、少しずつ空気中に解体されてゆく感覚。
それと同時に、内面から湧き上がるのは、周囲が静けさに包まれ、無機質なグレーになり、反対に自分自身が、明確な輪郭線を持つ、カラフルで血の通った存在として浮き上がる感覚だった。
眠りにつくのと、目を覚ますのと、一緒に行っているのに近い。


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See you:)

4
今なら、彼女の言葉の意味が分かる。人間はスタンドアロンだ。
それでも僕は、君と過ごした時間に、孤独を感じなかった。繋がっている錯覚に溺れた。



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See you:)

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